【S10使用構築】有言実行ナットリット〜ウルガマンダは大暴れ〜【最高1963/最終1897】
皆さん、こんにちは。じゃっきーです。今回はとある理由により、エムリット×ナットレイの構築を使ってレート1900を目指し、無事に達成できたので、記事書こうと思いました。ウルガマンダはいつも通りで、欠陥も多い構築ですがなかなかに楽しい構築だと思っているので、見ていただけると嬉しいです!
↑ここから一回勝ったのが最高レート
ちなみにこの構築の選出率は、1位がボーマンダ、2位がエムリット、3位がナットレイです。ここまで出せるとは思わなかった…
【前語り】
まず「何故エムリットなのか?」そこから理由を話していきたいと思います。
※多少の身内というかキャスでのネタが含まれます
今現在も行われている、とすTさん(http://twitter.com/amyulivertosuT)主催の10パートナーズルール大会、Crystal Snatch Cupという大会があります。その大会に我らが限界集落の族長にして、変なポケモンを作る天才であるキョンさん(http://twitter.com/kyon_218_23)が参加することになり、僕自身、1キョンキッズとしてキョンさんの活躍を楽しみにしていたのですが…
この大会に参加される方で、キョンさんのキャス民であるオクトさん(http://twitter.com/kingdamu39)がこんなことを呟いておられるのを見つけました。
※twitterのスクショのため問題があれば消します
この時のじゃっきーの心境
「10パ予想…?めっちゃ楽しそう…しかもキョンさんのやから大体のはわかるぞ…おっしゃ!俺も10パ予想しよう!でも、オクトさんも2匹以上違ってたらエムリット色厳選するとか言っておられるし、俺もなんかするか!せや!ナットレイとエムリットでレート1900目指すとかどうや!結構厳しそうやけど当てれる自信あるから問題ないわwww」
てな感じで僕もキョンさんの10パ予想をしました。3匹以上にしておくことでちょっとぐらい外しても大丈夫という安心感がありました。
そして、10パ発表の日…
そこで発表されたキョンさんの10パがこちらです。
はい。まさかの砂起こし要員3体です。砂起こし要員は予想していましたが、全員入ってくるのは完全に予想外でした。キョンさんに直接リプで聞いたところ、「なんか面白そうだったから入れた」そうです。そんなんできひんやん普通…
というかんじのことがあり、10パを4匹外したじゃっきーによって、ナットレイ×エムリット、通称ナットリット構築が作られることになったのです。
以下、常体
【構築経緯】
まず始めに、構築の軸であるナットレイとエムリットの型を考えるところから始めた。エムリットは、キョンさんが最近いつも使っておられる身代わりエスパーZを使用。ナットレイは普通のやどりぎ半分回復実で一度回してみることにした。結果、レートは1600帯止まりでナットリットもあまり選出することができなかった。そこでトリルエムリットからの鉢巻ナットレイという、トリックルーム展開を採用した。
次に、ルカリオリザガルーラバシャカグヤランドの処理方法を忘却してしまったので、キョンブランド史上最高最強のポケモン、腕白メガボーマンダを採用。この3体を基本選出として構築を組み始めた。
この3体では、メガクチートにトリルタダ乗りされるわ、ポリゴン2が永遠に突破できないわ、アムハングロスクッソ重いわなど、色々と酷かったので、そいつらと結構戦えるいつもの穏やかウルガモスを採用した。
もう一体、腕白マンダが辛いポケモン達に、強い枠として最初は、身代わり残飯瞑想スイクンが入っていたが、不意のZや弱点技などで削られてしまうとリカバリーが効かないという欠点があり、弱くはないが自分には使いづらいという印象であった。そうした時、現在のレート環境にカプ・レヒレやカプ・コケコがあまりみないということに気がついた。これならば6世代の頃の遺産である、ねむる瞑想スイクンが使えるのではないか、と思い懐かしのねむカゴ瞑想スイクンの採用に至った。
最後に、メガリザードンの両方ともに強く、ステロでウルガマンダを全抜きサポートなどもでき、おまけに電気枠やカビゴンなどに毒を入れる枠を考えていたところ、最近はあまり見なくなった最強ポケモン、ガブリアスにヤチェの実を持たせることを思いつき、構築を完成させた。
【個体紹介】
ナットレイ@こだわり鉢巻
性格:勇敢
特性:てつのとげ
実数値:181(252)-160(252)-152(4)-×-136-22
技:ジャイロボール/タネマシンガン/パワーウィップ/はたきおとす
H:ぶっぱ
A:ぶっぱ
S:最遅
いつもの相棒枠。今回はトリル下でのエースとして採用した。リザードンやボルトロス、ゲッコウガなどのジャイロボールに安易に後出ししてくるポケモン達を威力最大ジャイロボールで確定2発とってそのまま突破できるのが非常に気持ちよかった。
調整は、変に火力やHPを削ってしまうと、火力が足りなくなったり、耐えられる攻撃も耐えられなくなると思ったので何も考えずにHとAに振り切った。
使用方法としては、ナットレイ自慢の硬さを生かして、受けてからの鉢巻ジャイロボールなどで負担をかけたり、トリルからそのまま殴りに行ったりするのが一番強い。またこの構築でくっそ重いバンギラスもこいつでみることにしている。
今回は、トリルからのナット展開が主な勝ち筋の1つであったため、選出の機会も多く活躍することも多かった。しかし、まだ自分のプレイングのせいで上手く活躍させてあげられないこともあったため、鉢巻ナットレイの扱い方や構築の組み方などをもっと磨いていきたいと思う。
体感選出率3位
性格:控えめ
特性:浮遊
実数値:187(252)-×-128(20)-165(196)-129(28)-102(12)
技:サイコキネシス/10万ボルト/冷凍ビーム/トリックルーム
H:ぶっぱ
B:DL対策のD-1、A189バシャーモのZフレアドライブ最高乱数切り耐え
C:余り
D:C222シャドーボール確定耐え
S:4振り同族抜き
※詳しいことなどはこちらに書かれているので是非読んでみてください。
http://kyon1101.hateblo.jp/entry/2018/01/11/001255
固定枠のエムリットちゃん。信じられないくらいぶっ刺さることが多かった。調整は、上記のキョンさんの調整を使った。しかし、技を身代わりからトリックルームに変更しているため、使用方法などはだいぶ違うと思う。
この構築のカバルドンアーゴヨンジャラランガを止められる唯一のポケモンとして多くの機会に出した。しかし、少しでも削れてしまうと、ジャラランガアーゴヨンの圏内に入ってそのまま3タテされてしまったり、ランドの蜻蛉帰りからゲッコウガを出されてそのまま3タテされたりすることも多かったため、HP管理がとても難しかった。そのため先発に出して、初手トリルから即ナットレイを展開するという立ち回りをすることが多かった。
トリルエスパーZという、補助と攻撃の両方ができるため、エムリットを舐めてきた相手には、トリックルームから自分で3タテかましたりするなど本当に強かった。馬鹿みたいな火力(リザYのオバヒなど)以外の攻撃は弱点技でも、大体耐えてくれるのでトリル要員としても、良いポケモンだと思う。
今回は、縛りという名目で使う予定であったが普通に強すぎてマジでびびった。かなり使用感もよくトリル要員としても、ミミッキュなんかより全然使いやすかったので、これからもナットレイ軸のトリックルームパを使うときはどんどん使っていきたいと思う。
体感選出率2位
性格:腕白
特性:いかく→スカイスキン
実数値:201(244)-166(4)-187(156)-×-114(28)-150(76) ※メガ後実数値
技:恩返し/りゅうのまい/羽休め/身代わり
H:奇数値最大
A:端数
B:11n
D:C211めざ氷確定耐え
※こちらもリンクを貼っておきます。詳しい調整やダメージ計算などはすべて載っていますので見ていってください。
http://kyon1101.hateblo.jp/entry/2017/07/30/121115
相変わらずの最強ポケモン。この構築のバシャガルーラランドカグヤルカリオギャラドス対策を一匹で行えるあたりもう頭がおかしい。キョンさんは、現在この調整とは別の調整を使っておられますが自分はこのD振りぶんのおかげで勝てた試合もあったので、この調整で間違いではなかったと思う。今期もランドが多かったため本当にこいつの硬さに助けられた。(流石にA-1マリルリのじゃれつく+メガハッサムの剣舞バレパンを確定耐えするのはおかしいと思う)
この構築の軸であり、ほぼ毎試合選出していたと思う。何故、腕白が全然使われていないのか、わからないレベルで強いので是非騙されたと思って使ってみてほしい。「火力ねぇ…」か「腕白マンダかてえええええええ」ってなると思う。
体感選出率1位
ウルガモス@バンジの実
性格:穏やか
特性:炎の体
実数値:177(132)-×-86(4)-156(4)-172(252)-135(116)
技:炎の舞/ギガドレイン/蝶の舞/身代わり
H:余り
B:端数振り分け
C:端数振り分け
D:ぶっぱ
S:最速70族抜き
※この時のキョンさんの調整のパクリです。みていってください(n回目)
http://kyon1101.hateblo.jp/entry/2018/01/08/115205
今回特に頑張ってくれたポケモン。珠手裏剣ゲッコウガの前で身代わりを残し、裏のミミッキュごと突破したり、電磁波を入れられた状態から分身ペンドラーからのポリZを突破して3タテしたりする自覚の塊。
スカーフアーゴヨンなどの特殊ポケモンを無理矢理起点にできる性能は唯一無二で、マンダが突破できないポリ2、サンダー、ボルトロスなどをぶっ倒していくのが楽しかった。
しかし、今期は色々なところから岩が飛んできたり、絶対に突破できないリザードンが多かったりしたため、選出率は割と控えめだった。ただそれでもだした時には、恐ろしい活躍を見せてくれたのでまだまだ愛用していこうと思う。
体感選出率5位
ガブリアス@ヤチェの実
性格:陽気
特性:鮫肌
実数値:183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
A:ぶっぱ
S:ぶっぱ
出せば一定以上の仕事をする主人公ポケモン。この構築で辛いポリゴン2やカビゴンに毒を入れたり、ヤチェでグロスの冷凍パンチを耐えてから地震で削りを入れたりするなどかなり有能だった。
基本的には先発で出し、ポリゴン2だったら、毒を入れて、グロスだったら地震で削り、それ以外だったらがんぷう→ステロで起点を作るみたいなかんじだった。また、初手でアーゴヨンと出会ってしまった場合は、アーゴヨンはスカーフまたは襷の線を考えると引かざるをえないので、ステロを押してからがんぷう連打が安定だと思う。少なくとも初手アーゴヨンがガブリアスに突っ張ってきたことはなかった。
最近は、本当に見なくなってしまったがめっちゃ仕事してくれたのでまだまだ全然使えるポケモンだと思う。6世代の頃から変わらない器用さは、唯一無二なのでこれからも使っていきたい。
体感選出率4位
スイクン@カゴの実
性格:図太い
特性:プレッシャー
実数値:205(236)-×-154(36)-110-135-135(236)
技:ねっとう/瞑想/眠る/吠える
H:身代わりが地球投げを耐え(身代わりないけど…)
B:特化マンダの1舞捨て身タックル確定耐え
S:相手のS-1で最速130属抜き
以前レート2000を達成したときに、使っていたスイクンの技だけを変えた流用個体。6世代の頃にはテンプレであった瞑想ねむカゴスイクンである。今期はカプ・レヒレやカプ・コケコをいつもよりも見ない感じがしたので、久しぶりに採用した。吠えるを入れている理由は、ガブリアスのステロと合わせて相手を削ったり、害悪や積み展開を阻害するためである。
使ってみた感想だが、本当に刺さるところには刺さるって刺さらないところには刺さらないという印象だった。たしかに眠るのおかげで勝てた試合などもいくつかあったのだが、眠るでも回復が間に合わないポケモンが6世代よりも増えているので、眠るスイクンを使うならもっと耐久に割いた方がいい気がした。
前期は全然出せなかったが、今期は第2のポリ2嵌め殺しポケモンとして頑張ってくれたのでよかったと思う。
体感選出率6位
【選出パターン】
この構築の基本選出。トリルエムリットからのナットレイで荒らしてから腕白マンダで舞って抜いていく。主に相手の構築に、メタグロスポリ2などのナットマンダが両方止まってしまうポケモンがいない場合に選出する。対面構築やカバリザミミッキュなどにはほぼこの選出をしていた。
ガブリアスでステロを撒いてからこちらのエースのウルガマンダで抜いていく選出。雑に強く、大体の構築と渡り合えるスペックがある。ただ、この選出パターンはステロが死ぬほど辛いため、相手にステロ撒き要員がいる場合は注意が必要。
主に上記の2つを基本選出として、あとは相手のポケモンを見て、ガブリアス+スイクンでステロ吠えるをしたり、受けサイクルみたいな構築にはエムリットピン刺しをよくしていた。
【辛いポケモン達】
こちらのエースであるウルガマンダが両方止まってしまう上に、エムリットで削りを入れることすらできない。基本的にはバンギラスの取り巻きはガブリアスに強いポケモンばかりなのでナットレイで見ることにしているがギルガルドと並べられているともう勝てない。この構築で一番辛いポケモン。
命の珠ゲッコウガ
死ぬほど辛い。冷凍ビームでヤチェガブリアスを貫通してくるので、悪波冷ビめざ炎ドロポンで5億タテされる。ワンチャンウルガモスが珠ドロポンを耐えるので対面から勝てるかもしれないくらいしか勝てない。辛いキツイのレベルではなく本当に無理なポケモン。
どちらのポケモンも展開された瞬間ゲームオーバー。エムリットの体力管理をしっかりしておくか、マンダで先に展開しておかないと勝てない。不利対面を取れば1匹持っていかれるためこいつらも辛い。
無理。ナットレイではたきおとすか、ガブリアスで毒入れてワンチャン。
勝てません。
雪崩冷パンアムハングロス
この世から失せろ
以下、敬体
【最後に】
超がつくほどの欠陥構築でしたが、なんとかこのキツイシーズンを乗り切って1900に乗れたのは良かったです。ただ1900で何十戦もして2000に乗れないのは弱いなと思ったので来期こそは2000に乗せたいと思います。
今回の構築は、自分も最初は罰ゲームのつもりで半分目標達成を諦めていました。しかし、エムリットの強みに気づいてからは本気で2000を目指して潜っていました。結局は最高1963という結果に終わってしまいましたが、新たなナットレイの相棒を1匹見つけることができました。
エムリットは決してクレセリアの劣化などではありません。クレセリアにはない火力でキツイポケモンを削ったり、ステロ蜻蛉帰り十万ボルト(砂嵐)などの技も覚えます。その一つ一つをとってみても他のポケモンにはない個性があります。ですのでこの記事を読んでエムリットに興味を持ってくださった方は是非使ってみてください。本当に使ってて楽しかったです。
この辺りで今期の記事は終わりにしておきます。また今期も頑張っていきたいと思いますのでTNYuと当たった方はよろしくお願いしますm(_ _)m
S10お疲れ様でした〜